プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

人氣物件


 先日早朝、ご近所の奥さんがつばくろの巣を眺めておられたので、


「長いですね、この前飛ぶ練習してましたよね」


 2週間以上前、親に見守られ、旅立ちの予行演習をしていたつばくろ達がまた舞い戻ってきてやり直しているのかと、尋ねてみた。


ご近所さんいわく、


「そうなんよ、わたしもあれ?帰ってきたんか思てみてたら、新しい親鳥が卵産んだみたい。

そんなことあるんか、て見てたんやけど、新しいつばめがまた雛育ててんねん」


 つばくろにオキシトシンをじゅわ〜と引き出されたご近所さんは、菩薩のような面持ちになっておられる。


子どもは社会の子

つばくろも社会の雛


先住つばめお引越し後、新しい入居つばめが入居手続き完了。


巣を作る手間も要らず、中古物件は快適なようで、あっという間に頭の毛がふわふわと生えてきた雛たち。


つばめの巣を見ていたご近所さんはアパートの持ち主で管理人。


なんか、微笑ましい光景でした。


さて、かく言うわたしの枯れたおっぱいから、お乳がじゅわあ〜っと滲み出てきそうな、ふわぁ〜っと柔らかい朝の始まりでした。