プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

明日はバースデー、そして友のおかあさんの命日

明日は1月17日、わたしの誕生日。

そして友だちのおかあさんの命日。


友だちのおかあさんとは友だちと親しくなる前に会っていた。


わたしは竹の内敦さんの舞踏の照明を頼まれ、芦屋?のステーキハウスまで行った。


上演後の夜10時すぎだったかにカウンターでワインを飲み寛いでおられるご婦人がいた。


ご婦人に挨拶をすると

「娘は踊り手です…。」


踊りの写真を見せてくださった。


それが友だちの写真だった。


このご婦人がおひとりで夜遅くにワインを楽しみながら踊りを見てくださったのも驚きだったが、20枚近くの娘の写真のスクラップを持参しておられることが感嘆符❣だった。


親は娘、息子の最高最愛の応援者だ。


ひとしきりご婦人とお話をして、失礼したその数年後に震災が起こった。


今も濃厚に親友だと感じる彼女とは、それからずっと今に至っている。


上演前に楽屋で話したいことを話し、行き違いしたことも、反発しあったことも数え切れない。


けれども、その度にあのときのおかあさんがふたりを見守り、にっこりしてくださっていたように感じる。


わたしはむかしほど踊りのチャンスも与えられないが、彼女といることで、踊り手という枠から脱線せずに今も生きている。


踊りは、言葉にできないすべてを体現することを赦され、また、自分自身の純度を問われ、有り方を突きつけられる刻の結晶。


明日の誕生日の前祝をしてくれた友だちと旦那様に感謝が尽きない。


お誕生日はおかあさんの日。


友だちのおかあさんの日でもあり、

わたしが自分の母親と力を合わせてこの世に生まれでた日。


ありがとうございます。💐