プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

とじこめはんねん


おかあさんなあ、仕事行くゆうて、わたしをお二階の和室に閉じ込めはってん


ちょっと朝ごはん食べたら眠うなって、お二階で微睡んでてん


なんか、朝からわたしの目を見て、とほかみえみため唱えたり

アワノウタ、入念に唱えてはってん


そしたらこれや!


外から棒で襖があかんように締めてしまわはってん


わたしが玄関で吠えるとな、北○の方からクレームが来るから


とにかく玄関にわたしを行かさんようにしはるわけや


和室にはラクシュミさんやら、ガネーシャさんやら、サラスヴァティさんやら、他にもたくさんの神様がいてはるから、なんかひとりやと怖い


出してえ!


おかあさあん😭


って、かきかきしましてん


おかあさんは帰ってきて、襖を見て


なあんにもいわはらなんだ


怒るのやめはった


なんにもいわんとあきらめて、もくもくと片付けてはった


なんかいっぱいあきらめてきもちが落ち着いてはる


おかあさん、少しだけ達観しはったようにおもた。