プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

黄色い蝶


街路樹の木は、下から見ると神経のようです。


葉がまだ茂る前の、剥き出しの神経網のような木に見惚れていました。


根は足で幹はからだ、枝葉は手、首や頭はその先にある、わたし達のからだとおなじです。


🌸  🌸  🌸


先日から父母、先祖様が夢に出てきます。


桜が終わったとき、母の命日が来るからか、墓参りに行きたい、天に召された人や大事な柴犬に会いたいきもちが募ってきました。


明日が母の命日ですが、雨のようで、墓参りは今日になりました。



ひまわりにスターチス、カーネーションの花束を供え、母にはスイートポテト、父にはビールを供え、


母がお菓子を食べ、父がビールを飲み終わるまでお墓の掃除をしたり、お線香を立てお経を唱えていました。


紫色の花が好きな母へ選んだのは、明るい色の花をメインに、スターチスの淡い紫色が添えられた花束でした。


お墓が花で明るく光が差したのを見ると、

なんだか満足しました。


墓を去るとき、黄色い蝶がひまわりに留まり、しばらくして飛び去って、4月は終わりました。


黄色い蝶は、笑顔を見せてくれたから、母や父や祖父母の化身であることがわかり、目には見えずとも、ひとりではないんだと胸が熱くなりました。