プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

祈り



椿の赤と緑と大地のコントラスト


瀧が岩肌を滑り小雨が地面を濡らし、ぞわぞわがからだ中に拡がる


寒くもないけれど、雨がすうっと細胞を膨らましていく。


絶え間ないティルティル流れる水音とスムスムと降り続く雨音


山の土の匂い

椿の匂い

川の上流、雨の懐かしい匂い


満足で黙りこくってしまいます

充足すると言葉が後ろに追いやられます。


ここはむかしから幾千のひとが祈りを捧げたアミニズムと洗練が溶け込むところ


越天楽がわたしの内側で奏でられ、


雨の歓びを堪能したいち日でした。