プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

野鳥が来てくれた😄


「鳥が来てるよ」


次男が庭の鳥をみつけて教えてくれた。


この子がまだ保育園に行っていたころ、庭に花を育てていた。


そのときのわたしは黄色が好きで、黄色い薔薇、ひまわりがすくすく育つのが楽しみだった。


「おかあさん、お庭に蝶々が来てくれた」


しじみやモンシロチョウ、モンキチョウがひらひらと飛んで、春らんらん。


虫や動物、植物を大事にする息子と、蝶々やてんとう虫をよく眺めた。


庭で花を育てて、アブラムシが付くことを知ってから、てんとう虫がいるのはアブラムシがいるからだし


蝶々は卵を産み付けると青虫や毛虫が育つので、

よかったね


と喜んでばかりはいられなくなったが、


子どものピュアな温かいきもちがいじらしく、にっこりとふたりで庭を嬉しんだ。


ちょうど今の季節、

小学校にあがったばかりの息子や娘を連れて弁当に卵焼きやら、唐揚げやら、お団子やら、イチゴにりんごやらたくさん詰め込んで花見に繰り出した。


次男は落ちた桜の花びらを集めてはわたしの掌に乗せてくれた。


あの、可愛らしい無邪氣なこころが、今の次男にも変わらずにある。


長い間、この野鳥は庭にとまり休んで行ってくれた。


なんにも話さないけど、窓から野鳥を親子して見ていた。


子どもとの縁。


一緒にいてくれてありがとう。


可愛い時期の思い出は宝物。

そして、大人になってもなにも変わらず可愛い。


可愛いから止まらない時間に胸が痛くなる。


それでも、共にいられたこと、またこれからもいられるとしたら

ほんとうに嬉しい。