そうだったの?
もやもやしておりました。
今日行った美容室でも、向こうの方から
「全然大丈夫ですよ」
というお話が聞こえてくる。
ん?
と思われた方もあるでしょう。
全然のあとには
否定型
全然+否定型 ○
全然+肯定型 ✕
と長いこと思っておりました。
確か小学校でそう習った。
だから、最近の言葉は乱れとる!
と自分のことを棚に上げ、違和感のあることに、
アンテナがピピッ
と立っていました。
今調べてみると、夏目漱石などの作品などにも、
全然+肯定型
を使っているということでした。
ですから、今は両方オーライなのだそうです。
鬼籍に入った母は、茶道、華道、琴のひとでした。
母はわたしが赤の分量が多いコーディネートをしたり、赤い口紅を差すと、
赤が多いといやらしい。
赤は控えめに使うもの、
赤い口紅は下品です。
と言っていましたから、
母の前では、赤い口紅や赤が多いコーディネートはしませんでした。
わたしは赤い口紅は似合うひとなら凄く素敵だし、赤もTPO、似合うひとで赤に負けない魅力があるひとなら、構わないと思うのですが。
そんな、母が
ガムテープのことを
ガムテ
と言ったときには、仰け反りました。
今まで散々言われて来たからか、
「ある年齢に達したらガムテープって言ってよ
びっくりしたわ!」
と返したもんです。
もう懐かしいひと昔前の話ですが。
ゴテッと濃いピンク色も、赤が強い紫も母はあまり好きではありませんでした。
日本の風土には強すぎて溶け込まない。
主張し過ぎて
けばけばしく感じるからです。
でもそういった色の花もありますから、ただ
母は知的なものを好んでいたのだと思います。
今日の全然にしても、
もわもわしているものは、実は自分の思い込みということがあるのですね。
しかし、全然+肯定型
使うひとがよいとわかって使っているのか?
大量に使うひとに紛れ込み、無意識に使っていて平氣だったのか?
というとわたし達の世代なら
全然+否定型
と教わったので、違和感はあると思うのですが。
もやもやが解決してよかったです。
調べてみること、
調べても鵜呑みにせずあちこち調べ、自分で結論を出すことですね。
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