プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

置き去りにしてきたこと


外に出て働くこと、踊ることを、子育てと共に最優先にしてきた。


そのおかげで、料理や洗濯以外の家のことにじっくり時間を費やすことはなかった。


介護職についているときは、

我が家の何倍もピカピカの床や階段を雑巾掛けしながら、


(わたしの家より遥かに綺麗な、

ひとり住まいの訪問宅。

それに比べ、うちには小さな子どもが3人と犬がいて、掃除など満足にできるわけもない。

ケアが必要なのは、こちらも同じ)


と内心感じた。


介護計画では、週に2回訪問し掃除をするが、ひとり住まいの方、料理されるわけでもなく、汚れは溜まっていない。


長い間、我が家を時間に追われず手を掛け、すっきり蘇らせたかった。


今、外に出かけることを少なくして家にいる時間を多く取り、

不器用ながらもひとつずつ片付けている最中。


換氣扇、コンロ回り、食器棚はピカピカで心地よいが、

まだ押入れに入りきれていないプラスチックケースがある。


押入れにあるもの、子どもが放置しているものをひとつずつ処分して、ケースの中身を押入れに入れていけば動いていく。


いっきにやることはできないし、益々おっくうになるから、

一日ひとつずつ捨てて入れる。


それを繰り返せば、必ず目の前のものは減っていく。


食いしん坊で、料理をすることをめんどうだと思うことはあまりなかった。


これからは今までしなかったことをやっていって、

その楽しみと、味わったことのない達成感を体験したい。


自信は、そういう小さくて大切なことの積み重ねから、培うものだと思う。