プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

救世主


時雨る中、自転車で買い出しに。


わたしの食べ物より、わんこの食べ物の方が高価でいつも笑う。


大変やわ。


そんな中、自転車の鍵を失えた。


前はキーホルダーを付けていたが前輪に巻き付き、切れてしまったから何も付けていなかった。


大変貴重な鍵なのに、自己アピールしない小さな鍵だけ。


自分の動線を歩き、店やインフォメーションに聞いたがみつからなかった。


焦るきもちより、次の手順が脳内に次々映し出され、そうだ!


ここには自転車屋さんが入っているということを思い出し速攻。


事情を説明するとすぐに自転車置き場まで来てくれ、鍵を壊し新しい鍵を付けてくれた。


わざわざ自転車置き場まで来て、鍵を壊すという作業料。

新しい鍵の代金に合わせて支払わなければと思っていた。


ところが新しい鍵の代金だけでよいと言って、またわざわざ道路側まで自転車を降ろし、川はこちら、〇〇○通りはこちらと案内までしてくれた。


そして、

「この鍵は後輪に付けますからキーホルダー付けてももう絡まらないと思いますよ」


わたしがキーホルダーが切れたことを話したことを返してくれる対応がきもちよく、有難い。


作業料は?とお聞きすると、

「うちの商品を買ってくださったからいらないです」

と店員さん。


鍵はひとつ800円程。


ほんとうに救世主さんだった。


もし、そこに自転車屋さんがなければ、知っている自転車屋さんまで買い物した荷物を積んだ重い重い自転車をまともに歩いて10分掛かるところ、荷物付自転車を抱えてなら30分は掛かる。


時雨る中、もう星飛雄馬の根性シーンだ。


また、自転車を売るだけで、

うちは鍵開けはやってません。


なんて言われたら、また買い物したものと、自転車を抱えて時雨道を歩いて行かなければならない。


不幸中の幸い

とはこのことで、

嫌な顔ひとつせずに最後まで笑顔で丁寧に対応してくださった店員さん、お店の姿勢に感謝した。


今度は自転車用品は必ず、その店で買おう✨