からだにかける言葉 第3段
今日はyogaやバレトンを受け持ちました。
ストレッチの要素が盛りだくさんのこういったクラスで、
ストレッチングについて、研鑽して診ました。
例えば体側を伸ばす動きで
🔵行けるところまで伸ばそう
🔴遊んでいるみたいに伸ばそう
このそれぞれの言葉を思いながら
体側を伸ばしてみると、
からだにどういう違いが生まれるか?
違わないのか?
予測を立て、
やってもらいました。
みなさんは、どちらがどうなるか、予測できますか?
ひとりの人は
🔵行けるところまで伸ばそう
の方がそりゃあ伸びる
と言われ、実際やってみると
あまり違いがわからない
とおっしゃいました。
もうひとりは、
🔴遊んでるみたいに伸ばそう
の方がリラックスするから、伸びそうな氣がするけれど、いい加減にやりそうだから伸びないと思う
と予測され、
やってみると、
🔴遊んでるように伸ばす方が
若干、可動域が広がっていました。
わたしははじめから
🔴遊んでるように伸ばす
をやりたかったし、
🔵伸びるところまで伸ばすってしんどそうですよね。
疲れているし努力はしたくない。
断然、やる前から、
🔴遊ぶように伸ばす、ならしたかった。
実際、
🔴遊んでるように伸ばすとからだが上機嫌で歓ぶから、するりと伸び、
🔵伸びるところまで伸ばそう
とは比較になりませんでした。
言葉選びはほんとうに大切です。
実は本日、土曜は遠いところまで指導に行くので、まだ日が上がらないうちから起き出し、
寒空を出かけます。
睡眠不足と通勤二時間半に
既に疲れているのです。
疲れているから、たくさんのことを学びます。
何とか消耗せずに楽に正確に動くことができないか?
これは毎度の課題です。
来る日も来る日もそんな中で動くので、楽にからだを統合できる方法がどんどんわかっていきました。
元氣いっぱい、
からだはピカピカ
でないから見つけられたからだの使い方。
言葉に戻りますが
🔵伸びるところまで伸ばそう
だと、伸びるところまでという言葉の中に(までという言葉)
もう限界を作っています。
伸びる限界までとからだに伝えてしまっている。
しかし、🔴遊んでいるみたいに伸ばそう
には、自由な選択があり、
伸ばしたいだけ、ぼあんと伸ばせばいいのだから、
限界は意識にあがってこないのです。
先程のひとは
いい加減にやりそう
と言われましたが、
人間はほんとに誠実でひとチャンスを真摯に取ろうとする働きがおのずにある。
おのず。
だから、彼女が危惧したように いい加減で伸びるものを止めてしまうような、
妙な努力はしないのです。
わたしはからだを信頼しています。
だから、からだとうまく付き合えるように
今日も伸びやかに
がんじがらめとは真逆の、
無邪氣なからだになれるように
愛の言葉の魔法をかけています。
律することを遥かに超える叡智が、からだには宿っています。
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