夏の名残
昨日訪れた旧桜宮公会堂の日本庭園に、蝉の抜け殻を2つ見つけた。
2つ仲良く青々とした葉の裏で脱皮していた。
青葉に蝉の抜け殻のコントラストが美しく、思わず写真に納めた。
秋、なんだか寂しくなるときがある。
散歩で川沿いを歩くときも、朝と違い夕暮れは時間を持て余してしまうこともしばしば。
そんなことを緑や蝉の抜け殻が、吹っ飛ばしてくれた。
みんな生まれて生きて死んでゆく。
目の前に広がる世界も今だけ目に写り、こころが動いている。
なにも考えず、花や鳥や虫を眺めていると神さまのハーモニーに取り込まれ、落ち着きを取り戻す。
四季に見惚れて見惚れて、またあっという間に年の瀬になる。
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