朝、自転車に乗り、杜を横切り郵便局に急いでいた。

わたしは横切る形で、自転車に乗った初老の男性は北から南に降りてきた。

わたしは自転車を止め、初老の男性の自転車が通り過ぎるのを待った。

「あっ、すみません」

と初老の自転車の方。🚲

「いいえ、こちらこそ」

わたし。🚲

その会話だけで、

ふわあっと

優しい、思いやりの氣持ち

が感染した。

優しい氣持ち

が辺りに拡がる。

感染した人がまた

優しい氣持ち

を知らず知らずのうちに誰かに感染させる。

また、その感染者が……。

そんな風に柔らかい一日が拡がっていくといい。

きっかけは、自転車でわたしの前を横切った初老の方から始まりました。

影響し合って、

まあるい、柔らかいものが拡がっていく。

突然、柔らかい氣持ちって出来上がらない。

だから体調もメンタルもたんぽぽの綿毛に包まれたように、ふんわりしていたい。

人に会う前にまんまるに近い状態に引き上げていく。

無理やりではなく、時間を掛けて。

それは自分だけではなく、周りに感染し柔らかい世界を創るから。