プティハッピーの花束

日々の中で取るに足りないような小さなしあわせに氣付くこと

オクラ


北の方から農家の方がライトバンで売りに来るお野菜たち。


最近はキュウリが育ち過ぎで、デカくなり過ぎ味がぼけている。


トマト、シシトウ、茄子、玉ねぎは安定の美味しさ。


今はオクラがつやつやで緑深く、しっかりしてほんとうに美味しい。


噛んだときのぬめりが、オクラを食べやすくしている。


切ると五角形で中にはハート形のような空洞がある。


空洞を覗けば、万華鏡のようになっているんじゃないかと錯覚する。


オクラや蓮根のハンコを、小学校の頃楽しんだ。


また、野菜を彫刻刀で削り、オリジナルのハンコも作った。


だいぶ前に消しゴムハンコに挑戦したが、なかなかうまくいかない。


フリマでも消しゴムハンコをみかけることがあったが、みなさんやっぱり売り物だけあってお上手。


オクラ、すらあ〜として頭の被り物もなんだか素敵



ひとつとして同じものはない。


形も長さも太り具合も、色の濃さも、よく見れば全部違う。


人間もみんな違っているから、それぞれのひとが成長する。


自分と違う価値観、違う考え方、違う好み、違う視点、違う感じ方……。


でも出処はみんなひとつ。


すべてのひとは分御霊。


オクラひとつひとつも分御霊。


湯がいてそのまま食べたら、シャコシャコと野菜の苦味も甘みもバランスがよく、歯ざわりが心地よい。


オクラに宿った太陽を食べているようだった。